2010/09/13

奥沢の「大蛇祭り」

昨日、麻里ちゃんが参加した奥沢の「大蛇祭り」で、御神輿を先導する手古舞などを見てきました。
大蛇祭りというくらいなので、「大蛇」をわらで作ったものを持って練り歩くというような行事が前日にあったようですがこれは見れなかったです。残念。

手古舞
ウィキペディアで調べたら、「手古舞」は、江戸中期頃、芸者が山車を先導するため、男性風の扮装で登場したのが始まり。だそうです。八王子のお祭りでも壮観な本物の芸者さんが演奏している姿がありました。かなりかっこ良かったです。

「木遣り」
昨日の奥沢では御神輿の前に「木遣り」と言って歌いながら先導する人たちがいてその前で手古舞をしていました。麻里ちゃんもかっこよかったです。最後はたくさんの御神輿が集結して、木遣りの人たちが「スサノオ」に関する歌をひとしきり歌っていました。その姿がなんとも神聖な空気を醸し出して、背筋がゾワーッとしました。
※起源・・・・木遣りは労働歌として、働く者の気を力を一つに合わせ、一同の力を一遍に出させるために歌われ、目的に応じそれぞれの風土と混じり合い、変化しながら、全国各地に広がりその土地に定着していきました。

「里神楽」
そのあと神社でささやかな里神楽をやっていて、少し見ました。

内容は
1)天孫降臨、つまりニニギの命が豊葦原中津国をおさめるために天から降る話。
2)神武東征、神倭いわれびこの命うんぬん
などなどで、私は2)の途中をみました。東にもともといた人たちの姿がかなり滑稽な仮面を付けて描かれていて、なんとなくある時期に国という概念を強調する指針が介入したのかななどと想像したりしました。

「大蛇」
大蛇は、厄除や雨乞いと関係がありそうです。蛇は古代の信仰では水の神様だそうで、そういえば蛇口というのも言い得て妙なネーミングですね。
ただ、水の神様なだけに、雨乞いだけではなく水害を止めるといった効果を期待したものもあるらしく、区立図書館で調べたら結構面白い蛇の祭りがたくさんみれました。あるものは藁でできた蛇の中に人が入って苦しそうにホラ貝を吹いていました。ただ、奥沢も古くは田と畑の土地で、農業に深く関係するお祭りなのでしょうね。以前に、映像で見た大本神楽に出てくる神懸かり(神様が人に取り憑いて降りてくる)儀式では、長い縄を天井に吊るしておき神懸かった瞬間その縄に飛びつくと言うような内容で、人も蛇の動きを模したように、人々が列になり、うねうねと動き回ったすえに神がかるようでした。

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